Slack上に書こうとしているメッセージを「特定の人に読んでほしい」時に使う機能が、メンションです。
「メンションを送る」とはそのメッセージを読んで欲しい相手に「あなた宛にメッセージを書きました」というお知らせをすることだと考えると、わかりやすいかもしれません。
この記事では、そのSlackでメンションを送るための方法・やり方の手順を解説していきます。
そもそもSlackのメンションとは?
Slackのワークスペース上には、多くのメンバーが参加しています。
そのため、せっかく送ったメッセージも、「このメッセージは自分には関係ない」という風に勘違いされて、読み飛ばされる可能性がないわけではありません。
また、メッセージが増えていくにつれて、重要なメッセージを読み飛ばされる可能性が高くなります。特に、スレッドに書いた記事は目につきにくいため、尚更です。
メンションを送ると、メッセージを伝えたい相手に確実にメッセージを提示することができます。これが、メンション機能を使うメリットです。
Slackのメンションの使い方の基本基礎を解説!
メンションを送る方法は、いたって簡単です。
メッセージのどこかに、「@」+「メンションを送る相手を示す文字列」を入力するだけです。
(メッセージの先頭に書くのが普通です)
言ってみれば、「●●さん宛」 というのを先にメッセージ上で名指しするイメージですね。
但し、そのメッセージを伝えたい相手によって「メンションを送る相手を示す文字列」の箇所が異なります。
メンションを送りたい相手には、次の5つのパターンがあります。
- 特定の個人
- 現在オンライン中の(=ネットに繋がっている)メンバー
- そのチャンネルに所属している全てのメンバー
- ワークスペース参加メンバー全員
- 自分自身
それぞれのパターンごとに、具体的な書き方をご説明します。
特定の人にメンションを送るときのやり方
メッセージを送りたい相手の「表示名」を、@の直後に入力します。
(例)@田中涼子
表示名なので、ワークスペース上のメンバディレクトリに登録されている名前と表記が一致している必要があります。
ですので、表示名は手入力するのではなく、@と入力した直後に自動表示されるリストから選択するのが良いでしょう。
@(表示名)と書くことによって、この表示名を持つ「特定の相手」に対し、このメッセージが書かれたという通知が送られます。
現在、オンライン中のメンバーに送るときのやり方
@の直後に、hereと入力します。
つまり
「@here」
と書けば、okです。
(例)@here これからチャットを始めます。準備ができた方はメッセージを書いてください。
これにより、そのメッセージが書かれたチャンネルに所属するメンバーのうち、今「ネットに繋がっている」メンバに対し、このメッセージが書かれたという通知が送られます。つまり、オンライン中のメンバに、メッセージのお知らせが送られることになるわけです。
チャットなど、相手の反応が今すぐ欲しい時、@hereを使うのが的確な場合があります。
チャンネルに所属しているメンバーに送るときのやり方
@の直後に、channelと入力します。
つまり
「@channel」
と書けば、okです。
(例)@channel 来る○月■日△時より、オンライン会を行います。参加可能な方はご一報ください。
これによって、そのメッセージが書かれたチャンネルに所属しているメンバー全員に、このメッセージが書かれたという通知が送られます。
@hereと異なり、送信時にパソコンやスマホから離れていたメンバにも通知されるのが特徴です。相手の反応を待つ時間的な余裕があり、かつ、チャンネル所属メンバ全員に確実にメンションを送りたい場合に、この@channelを使うと良いでしょう。
全員(ワークスペース参加メンバー全員)に送るときのやり方
@の直後に、everyoneと入力します。
つまり
「@everyone」
と書けば、okです。
但し、この書き方が使えるのは、(generalなど)ワークスペースに所属する全員が参加しているチャンネルのみです。
@channelでも同じ意味になるため、@everyoneが実際に使われる機会は少ないかもしれません。
自分に送る時のやり方
@の直後に、
me
と入力します。
すると、自動表示されるリストに、自分の「表示名」だけが表示されます。これを選択すると、
@(自分の表示名)
という風に変換されるので、この変換結果を保存して、メッセージに書き出せばokです。
仕事が忙しくなるほど大事なことを忘れがちです。そのため、備忘のための工夫が必要になります。大事なことを書き出したメッセージに自分宛のメンションを送ることで、時間が経ってからでも「@(自分の表示名)」を手がかりに、大事なことを思い出しやすくなります。
(さらに一工夫すれば、リマインダーを使うこともできますが、その説明は、別の頁に譲ります)
まとめ
メンションの使い方として一番無難でかつ効果的なのが、「特定の人」を指定するケースです。
@here
@channel
@everyone
は、無闇に使うと相手側が鬱陶しく感じることが多い(通知が頻繁に入ってしまう)ので、多用しないよう注意しましょう。
プロジェクト内でメンションの機能を使うと、メッセージを受け取る相手が、自分宛に向けられたメッセージだとはっきり認識するようになるため、プロジェクトへの参加意識をより強く相手に持たせることができます。
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